家づくりのポイント

高気密は必須性能|内部結露に不快な室内環境!気密が悪いと家の寿命が短くなる!

この記事を書いている僕は、

  • 注文住宅の営業設計・現場管理15年!
  • 家づくりのプロとして現役バリバリ活躍中です!
  • ”後悔しない家づくり”の情報を発信しています。

快適な暮らしを実現するためには高断熱高気密住宅は必須です。

  • 断熱性能が悪い家は外気温の影響をもろに受けて夏は暑く冬は寒い
  • 気密性能の悪い家は至る所から隙間風がビュービュー吹入ってくる

断熱も気密も、住宅性能には欠かせない必須性能です。断熱性能ばかりを主張するビルダーが多いですが、建物の気密化も絶対に欠かせません。

建物を気密化する理由は大きく分けて2つあります。

気密化する2つの理由
  1. 快適な室内環境で暮らすため
  2. 建物の耐久性UPのため

気密性の悪い家は建物の寿命を短くしてしまいます。

地震で倒壊するリスクが高まったり、気が付かないだけで実は柱が腐っていた、なんてこともよくあります。これは家の気密性能が悪いことが原因の可能性が高いです。

どうして気密性能が悪いと耐久性に影響するの?

と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、建物の高気密化の重要性について詳しくお話ししたいと思います。

この記事に書いていること

  • 高気密住宅ってどんな家?
  • 気密性能を測るのは専用の機械でしか測れない!
  • 高気密住宅のメリット!
  • 高気密住宅の施工のポイント!

高気密住宅ってどんな家?

高気密住宅とは一言で言うと「隙間風の少ない家」のことです。

どのようにして隙間風を防ぐかと言うと、ビニールハウスのように家全体を気密シートで覆ってしまいます。

気密性能を分かりやすく説明すると・・・

コップに入った水をストローで飲む時、ストローが穴だらけだったら空気が漏れてしまって水を飲むことができません。

気密性能が低い家だと、家の中で暖めた空気や・冷房で冷やした空気は、どんどん外に逃げていってしまいます。

気密性能が低い家では、電気代や暖房費をかけて室温を適温にしようとしても、外の暑い空気や寒い空気が家の中に押し寄せて、思ったような温度になりません。

気密性能を知る手段は気密測定をするしかない!

その家がどれだけ気密性能を有するか知る方法は、機械を設置して気密測定をするしか確認できません。

断熱性能は使用する断熱材と厚みで性能を測ることができますが、

気密性能は測定をしないと気密性能を測ることができません。(実測値)

相当隙間面積(C値)|気密性能の程度が分かる基準の数値!

気密測定を行うことで、家全体にどれだけ隙間があるかを測定できます。

測定方法は至ってシンプルです。

気密測定の原理
  1. 家の中の空気を機械で強制的に外に出す
  2. 家の中が負圧になるので、外から家に空気が入ろうとする
  3. 空気が出る量と空気が入る量の差から気密性能を割り出す

こんな感じで気密性能を測定することができます。

もう少し掘り下げてみると、

給気口などを閉めた状態で家中の空気を機械を使って強制的に外に出します。空気を強制的に排出すると家の中が”負圧”になります。※負圧「屋外に比べて室内の気圧が低いこと」

負圧になると、気圧を±0にしようとする作用が働き、今度は外気を取り入れようと家中の隙間という隙間から外の空気が家の中に入ってこようとします。

空気がどれくらい入ってくるかを測定することで気密性能を測ることができます。

こんな機械で強制的に空気を排出します。

測定した数値を床面積で割り、こうして隙間相当面積(C値)を算出します。※C値の単位は、㎠/m2です。

床面積1m2(縦1m×横1m)あたりに、どれくらい隙間があるかということです。

このC値によって気密性能の程度を知ることができます。

C値の基準|いくつなら高気密と言えるか

C値は隙間の面積を示す値なので、数字が小さいほど気密が高いということです。

  • 北海道ではC値=2.0以下
  • 本州の方はC値=5.0以下

地域によって基準となるC値が定められていました。

現在はC値の基準は撤廃されています。

C値の基準が撤廃された理由は、

机上でチェックできないと困るというお役所様の背景があるようです。

※気密測定は実際に家で測定するまでわかりませんので。

とはいえC値が5.0という基準値の家でも、隙間だらけの家です。

C値5.0の家は、1m×1mあたりに2.0cm×2.5cmの隙間ということです。

床面積100m2の家の隙間は500㎠です。

壁に20cm×25cmの穴が空いているのと同じことです。隙間風ビュービューどころではないですよね!

高気密をうたうビルダーの気密性能はC値0.5以下が多いですね!

本州の旧基準値と比べると10分の1です。

高気密住宅のメリット!2つの重要なポイント!

気密住宅のメリットはたくさんあります。その中でも特に重要な2つの性質についてお話ししたいと思います。

気密化が重要な2つの理由
  1. 室内快適を快適に保つ
  2. 内部結露を防ぐ

高気密住宅は室内環境を快適に保つ!

隙間が多い家は外気温の影響をダイレクトに受けてしまいます。冬の北海道の場合、外気温は氷点下10℃を下回る日もあります。

気密が悪い家は氷点下10℃の風がビュービュー侵入するし、せっかく暖房で暖めた空気を外に捨ててしまう事になります。

家の中にいながらも氷点下10°の冷気が家の中に入ってくるということです。

は決して快適とは言えませんよね!

一方、高気密住宅は隙間風が入りにくく、少しの暖房で家中暖めることができます。

高断熱高気密住宅は、家の中の温度差が小さいというメリットもあります。

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高気密住宅は内部結露を防ぐ!

家の寿命を短くしてしまう原因に構造材の腐食が上げられます。柱や梁、土台が腐ってしまうということです。

なぜ腐ってしまうのかというと内部結露が関係しています。

内部結露は壁の中に結露が発生し、その結露の影響で構造材が腐ってしまう現象です。

構造材が腐ってしまうことで建物の耐久性が低下し、最悪の場合建物の倒壊につながります!

なぜ壁の中で結露が発生するかというと気密が悪いから、ということに繋がります。

先ほどお話ししたC値5.0の家の場合、壁に20cm×25cmの穴が空いているということです。

これは家の隙間を合算した大きさで実際には家の至る所に穴が空いています。

コンセント廻りであったり、給気口廻りであったり・・・

その至るところの隙間から家の中の湿気を含む空気が壁の中に入り込んでしまい、壁の中で空気が冷やされて結露が発生します。

冬の寒い日、外から帰ってきた時にメガネが曇ったという経験がありませんか?

メガネが曇るのは家の中の湿度が高いからです。

外の寒さでレンズが冷やされ、家の中の湿度の高い空気がレンズに触れて冷やされることで結露が発生する、ということです。

高気密住宅は、家の中の湿度の高い空気が壁の中に入り込むことを防ぎ、内部結露の発生を防ぐ事につながります。

その結果、内部結露を防止し建物の耐久性が保たれるということです。

高気密住宅に欠かせない施工のポイント

建物の気密化をするために欠かせないポイントがいくつかあります。

先張りシート

高気密住宅の基本的な考え方はシンプルです。

家をビニールハウスのように覆ってしまうだけです。

柱や梁の取り合い部には必要に応じて気密シートを事前に施工しておかなくては、シートが連続できない場合もあります。

例えば、土台を敷くときにはこのようにシートを敷いて土台と基礎の気密性を高めたり

窓廻りに先張りシートを施工する方法があります。

気密の施工方法やどのように気密性を高めるかは、ビルダーによって方法が異なります。写真のやり方はほんの一例です。

やり方に違いはあるとは言え、気密シートが途切れないように連続して施工するという高気密の施工方法の概念は変わりません!

コンセント・給気口

コンセントやスイッチにはこんなボックスを使い、

給気口廻りはこんな感じで気密性能を高めます。

外壁面に取り付くものには全て気密処理を施さないと、そこが弱点になり隙間風だらけの家になってしまいます。

専用の気密部材を用いながら適切に気密処理していきます。

高気密住宅をつくれる住宅屋は少ない!

高気密住宅のポイントは気密シートを連続させること!

とは言え、実際に高気密住宅をつくる(つくれる)住宅屋が少ないのが現状です。

というよりも気密性能に重きを置いているビルダーが少ない!

それにはこんな理由があります。

気密測定している会社が少ない

気密性能を測定するには専用の機械が必要になります。

その機械の費用は、なんと驚き100万円!(くらい)

そのため、

気密測定の機械を持っていない→測定できない→気密なんて関係ない

もしくは、そもそも気密なんて関係ないと思っている住宅屋もあるでしょうね。

測定を業者に依頼することもできるのですが、

一回5万円〜

年間10棟以上建てている会社ならそれだけで50万円以上です。

これだけのお金がかかってしまうので、測定する会社は非常に少ないです!

その結果今の住宅業界では、低気密な家を量産する事になっています。

気密化すると手間がかかる=家が高くなる

気密住宅を作るためには、断熱の施工と一緒で大工さんの技術が大きく影響しています。

つまり施工する人によって気密性能に差が出ます!

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気密性能を高めると手間がかかったり気密化のための部材を用意しないといけなかったりと、建物のコストが上がってしまうので性能を落としてコストを下げている住宅屋が多いです。

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まとめ

建物を気密化する理由は大きく分けて2つあります。

  • 快適で省エネな暮らしのため。
  • 建物の強さ・耐久性UPのため。

気密性の悪い家は建物の寿命を短くしてしまうのです!

北海道のような雪国であれば日常の暮らしに直結するので、高気密住宅は普及してきていると思います。(それでも性能面に重きを置いている会社は少ないですが・・・)

特に本州の方では性能面をおろそかにしている住宅がほとんどではないでしょうか。

一生に一度の買い物と言われているマイホーム。

性能を落とすと、不快な住環境になってしまうだけではなく、建物の耐久性にまで影響してしまいます。

ユーザーにその気はなくても、性能面をおろそかにしているハウスメーカーや工務店を選んでしまった結果、低品質な家に暮らす事になってしまいます。

夏は暑く、冬は寒い、内部結露で構造材がボロボロで建っているのがやっと・・・

そんな家に暮らしたいと思いませんよね!

良い家づくりは会社選びから。まずは無料で会社選びを始めてみませんか?

以上、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました^^

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