家づくりのポイント

【賃貸VS持ち家論争】マイホームは損?賃貸派の意見に対するプロの回答!

賃貸派と持ち家派。両者の論争は年々過熱化しています。

たとえば・・・

  • 賃貸派:住宅ローンなんて莫大な借金抱えたくない!絶対に賃貸の方がイイ!
  • 持ち家派:どうせ家賃払うなら持ち家の方がイイでしょ!

とか・・・

  • 賃貸派:持ち家の資産価値は下がる一方じゃん!
  • 持ち家派:価値が下がったから何だってんだ!

お互いの言い分はよ〜く分かります。

両者の言い分をよ〜く分かった上で『賃貸・持ち家、一体どっちが良いの?』と言うことについてお話ししたいと思います。

まずは結論から言います。

「人による!」

なんだそれ!?って思ってしまう回答ですがコレが住宅業界歴15年の僕の答えです。

そば派もうどん派も、ルーカレー派もスープカレー派も、味噌ラーメン派もいれば醤油ラーメン派もいます。それと同じくらい『賃貸派と持ち家派』の是非は『人による』と言えます。

とは言え僕は住宅屋です。

今回は、賃貸派の方を持ち家派閥に寝返っていただくことを目的としてお話しさせていただきます。

この記事のお題目

  1. 賃貸・持ち家が「人による」理由
  2. これに該当する人は持ち家NG!
  3. 賃貸派が持ち家を拒む理由5選
  4. 賃貸派に対するプロの意見
  5. マイホームを建てるなら”なる早”で!

では詳しく解説していきます。

賃貸・持ち家が「人による」理由

賃貸には賃貸の、持ち家には持ち家の『メリット・デメリット』があります。

  • 賃貸のメリットが大きいなら賃貸に、持ち家のメリットの方が大きいなら持ち家を選択します。
  • 賃貸のデメリットが大きいなら持ち家に、持ち家のデメリットが大きいなら賃貸を選択します。

賃貸派か持ち家派かを分ける理由はたったこれだけ。

メリットの大きい方を、もしくはデメリットの小さい方を選ぶ。それが賃貸か持ち家かを決める大きなポイントです。

それが「人による」という理由です。

これに該当する人は持ち家NG!

ただし、以下に該当する人は持ち家NGです。

持ち家NGな人
  • 1つの場所にとどまりたくない人
  • 住宅ローンを組みたくない人
  • 収入が不安定な人
  • 近い将来、起業しようとしている人
  • 離婚しそうな人

上記に該当する人は賃貸がオススメです。

住宅ローンを抱えながらの離婚は精神的にも辛そう・・・

賃貸派が持ち家を拒む理由5選

賃貸派の意見はだいたいこんな感じです。

賃貸派の意見
  1. マイホームは資産価値が下がる
  2. 毎年かかる固定資産税のことを考えたら損
  3. 外壁・屋根の塗替、設備の故障で無駄な費用がかかる
  4. マイホームなら簡単に引越しできない
  5. マイホームは家族構成の変化に対応できない

これだけ聞くと、賃貸派の人から「だからキミも賃貸派においでよ!」なんて言いくるめられてしまいそう。

賃貸派に対するプロの意見

賃貸派の意見について住宅屋(いわゆるプロ)である僕の持論を語りたいと思います。

それでは順番にお話しします。

マイホームは資産価値が下がる

賃貸派
賃貸派
キミが住んでる家なんて10年もすれば確実に資産価値下がってるよ。僕みたいな賃貸暮らしに資産価値なんて関係ないもんね~。

この賃貸派の意見についてズバリ・・・その意見はごもっともです。

言われっぱなしでいいのかよ!っとツッコミが聞こえてきそうですね。

でも・・・

「あなたは最初からマイホームを売るつもりで建てますか?」

多くの人は住宅ローンを組んでマイホームを手に入れます。35年経った後に資産価値が無いと言われても、

35年も住んだことだし資産価値無いって言われても、別に良いよね

って思いませんか?

小さい頃に買った漫画「ドラゴンボール全巻」を大人になってから売りに行って、

「買取り価格500円って、何でだよ!」

って怒ったり落ち込んだりしませんよね?

資産価値が下がったからと言ってドラゴンボールの面白さは変わりませんよね?

持ち家も同じです。

資産価値が下がっても最初から売るつもりでマイホームを買ったわけじゃないでしょうから、本来なら悔しくも悲しくも無いのです。

建物の資産価値が下がっても『35年の思い出』が色褪せることはありません。思い出はプライスレスです。

毎年かかる固定資産税のことを考えたら損

マイホームを建てると毎年かかる固定資産税。

  • 固定資産税のかかる持ち家
  • 固定資産税のかからない賃貸

両者を比べたら、固定資産税のかからない賃貸の方が絶対お得!

毎年毎年、固定資産税を払い続けるなんてもったいない!

仰る通りです。

でも考え方としては『持ち家+固定資産税』の月々の支払いが『賃貸』と同じであれば、もったいないと感じるでしょうか。

新築住宅の場合、

  • 固定資産税は、3年間税率が1/2に軽減されたり(諸条件有り)
  • 3年に1度、評価額が見直され固定資産税が安くなるのがほとんど。(固定資産税は『評価額×税率』で決まります。)

また住宅用地に家を建てる場合、住戸一戸あたり200㎡までの部分が『小規模住宅用地』となり、

(固定資産税が評価額の1/6)+(都市計画税が評価額の1/3)

上記の固定資産税の軽減措置を受けられます。

※200m2の家って結構豪邸です。60坪の家ってことですから。

これらを踏まえると1ヶ月あたりの固定資産税額は、ざっくり1万~2万円です。(もちろん評価額によるので、ホントにざっくりです。)

固定資産税を含めると・・・

4人家族で家賃9万円の賃貸アパートに暮らすのと、住宅ローン7万~8万円の新築住宅に暮らすのと同じ!

しかも築年数が古くなると、評価額が下がり固定資産税も下がる!

外壁・屋根の塗替、設備の故障で無駄な費用がかかる

  • 外壁・屋根は定期的に塗り替えしないといけない!
  • ボイラーとか設備機器は故障するから、壊れる度にまとまったお金がかかる!

マイホームは維持費がかかる一方、賃貸の支出は家賃だけ!

これが賃貸派の意見です。

外壁・屋根の塗替え

確かに外壁に用いるサイディングの多くは塗替えが必要です。

ところが、外壁に木を張ると腐ると思っている方がたくさんいますが、適切な施工をすると一生塗らなくてイイのです。つまり板張りの外壁はメンテナンスが不要です。

言われてみると板張りのお寺や神社って多いよね。ってことに気が付くはず!

また屋根は耐久性の高い素材の屋根もあります。25年のメーカー保証のついた屋根材もあり、しかもコストは思ったほど高くありません。

板壁+25年保証の屋根にすると、25年間はメンテナンス不要となります!

設備機器の故障

ボイラーなどの設備機器は電化製品と同じ感覚で、使い続ければ必ず故障します。

10年一区切り。およそ10年で設備機器の不調が出始めることが多いです。

ボイラーを交換すると30万円〜40万円と高額な出費になります。食洗機が壊れると10万円以上、水栓が壊れても5万円以上。

何十万円単位の出費となりますので、まとめて全部故障した時の家計のダメージは半端ないです。

これについては後述します。

マイホームなら簡単に引越しできない

マイホームは簡単に引越しできないけど賃貸はいつでも気軽に引越しできる!

1つの場所にとどまりたくない人は、冒頭でお伝えした『持ち家NGな人』なので賃貸暮らしをオススメします。

マイホームは家族構成の変化に対応できない

子供が生まれたら広いアパートに、子供が家を出て行ったら小さいアパートに引っ越せば良い。家族構成が変わる度に引越できるのが賃貸暮らしのイイところ。

って言っても、マイホームだって家族構成の変化に対応できます。

その方法は、リビングに併設して洋室を設けるだけ。これで家族構成の変化に柔軟に対応できるようになります。

LDKに併設した洋室の便利な使い方
  • 子供が小さいウチはLDKと併設した洋室を寝室として利用可能
  • 子供が増えたら子供部屋としても利用可能。
  • 老後は寝室として利用することで1階だけで生活可能。

番外編

  • 友達や両親が泊まりに来たら客間として利用できる

他にも、子供2人の場合の子供室は、間仕切り壁を作らずに計画して、年頃になってから間仕切り壁で仕切るというのもオススメです。小さいウチはワンルームで広々遊ばせることができるからですね!

マイホームでも家族構成の変化にも柔軟に対応できるんです。

マイホームを建てるなら、なる早で!

家を建てるなら早いに越したことはありません。

家を建てるなら早いに越したこと無い理由
  • 住宅ローン返済後は家賃がかからない!
  • 返済が早いほうがトータルの家賃支出が少ない!

その理由について詳しく解説します。

住宅ローン返済後は家賃がかからない!

Twitterでこんなツイートがありました。

マイホームの場合35年ローンが終われば家賃はかかりません。35歳で住宅ローンを組んで70歳でローンが終われば、その後の支出は固定資産税だけです。(しかもその時の固定資産税は評価額の下がった金額)

人生100年時代。残り30年の家賃がかからないのは大きなメリット。

賃貸は一生家賃を払い続ける必要があります。持ち家か賃貸かで悩むのは、どちらかというと単身者よりも結婚している人。

単身者の老後の家賃相場

  • 4~6万円が37.7%
  • 6~8万円が15.2%

夫婦の2人の老後の家賃相場

  • 4~6万円が30.7%
  • 6~8万円が22.3%

夫婦2人暮らしで家賃を6万円とすると、

家賃6万円×12ヶ月 → 年間で72万円

10年で720万円、100歳まで生きれば2160万円の家賃を払うことになります。そんなに長生きするの?って思いつつもこればっかりは誰にも分かりません。

一つ言えるのは、確実に平均寿命は伸びています。

塗替・設備機器が故障するサイクルは10年が目安。そして10年で720万円の差。

10年後に、塗替・設備機器の故障で仮に200万円かかったとしても賃貸暮らしよりも520万円安い、という事です。

返済が早いほうがトータルの家賃支出が少ない!

先程ご紹介した家賃6万円×12ヶ月 → 年間で72万円

これは住宅ローンを完済するのが早いほど恩恵が大きいです。35歳で35年の住宅ローンを完済すると70歳以降は家賃支出がありません。

ところが、45歳で35年の住宅ローンとなると完済時には80歳。(今では80歳未満までは住宅ローンを組むことができます。)

人生100年時代と考えると残り20年は家賃支出はなくなりますが、70歳で完済した場合と比べると恩恵は少なくなります。

最初は賃貸派だったにも関わらず、結婚・出産を機にマイホームを考え始める人も多く居ます。それまでのアパートの家賃と、賃貸暮らしの期間分がもったいないので、マイホームを建てるなら早いに越したことは無いですね。

【賃貸VS持ち家論争】マイホームは損?賃貸派の意見に対するプロの回答!|まとめ

今回のまとめに入ります。

賃貸派と持ち家派が対峙すると、高確率で激しい論争になります。

最終的には「賃貸」・「持ち家」は人によります。

あくまでこれを参考にご自身でご判断いただければと思います。

最後に住宅のプロである僕の個人的な意見としては・・・

  1. 家族がいるならマイホーム
  2. 1人暮らしなら若いうちは賃貸、老後は現金で買える中古住宅

これが僕の考えです。

マイホームに興味がある方は、こちらの記事もぜひどうぞ。

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https://muscle-architect.com/home-budget/

以上、参考になれば幸いです。ありがとうございました^^

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