家づくりのポイント

【絶対ダメ!】高気密住宅で換気を止めるとヤバイ2つの理由!

お宅の家は結露しないって言ってたじゃないか!結露してカビまで生えてきたけど、どうなってるんだ!一体どう落とし前を付けてくれるんだー!

すんごい怒って電話してきたオーナーがいました。高断熱高気密住宅でも結露することはあります。

しかしカビが生える程の結露は異常です。何か原因があるはずです。とは言え大体の目星は付いていました。

「おそらく原因は加湿器か洗濯物の室内干しとか、とにかく何かしらの理由で湿度が高くなってるんだろうな」

そう思ってオーナーの家に行くとまさかの事態に。

換気が・・・止まってる。

今回は、高断熱高気密住宅において換気がいかに重要か。というテーマでお話ししたいと思います。

換気を止めたくなる理由もよく分かりますが絶対に止めてはいけません。

それでは解説していきます。

この記事に書いているコト

  1. 換気を止めたくなる理由
  2. 換気を止めるとダメな理由
  3. 換気は止めずに弱運転!

僕の簡単なプロフィールです。

  • 住宅業界歴15年の2級建築士です。
  • 注文住宅専門で設計・現場管理をしています。
  • 100棟以上の家づくりに携わってきました。

換気を止める理由|電気代・暖房費の無駄使い

24時間換気の義務

2003年以降の新築住宅には24時間換気の導入が義務付けられています。

簡単に言うと「窓を閉めっぱなしにしていても、常に家の空気が新鮮な空気に入れ替わるような換気機能が備わっている家」ということです。

換気の導入が義務付けられたのは、クロスや構造用合板の接着剤などが原因で、頭痛や倦怠感などの症状をもたらす『シックハウス症候群』がキッカケです。※シックハウス症候群については後述します。

シックハウス症候群の原因は換気不足です。なので24時間換気を義務付けよう!となりました。

24時間換気の導入によって、意識して窓を開けて空気の入れ替えをする必要がなくなったのは良い反面、デメリットが生じてしまいました。

それは、せっかくエアコンやストーブで『快適な温度』にした空気を、わざわざ外に捨ててしまうということです。更には、夏の暑い空気・冬の寒い空気を室内に取り込むことで、暖めて(冷やして)は捨て、暖めて(冷やして)は捨て、を繰り返すことになります。

換気によるデメリット

室内の快適な温度を外に捨てて、不快な温度の外気温を家の中に取り込むこと

※夏は暑くて湿度の高い外気を、冬は寒くて乾燥した外気を取り入れることになります。

もったいないから換気を止めよう!

せっかくエアコン(暖房)をつけてるのに、快適な温度にした空気を捨てるのはもったいない!電気代や暖房費がもったいないから換気を止めよう!

という理由で換気を止めてしまいがち。

でも、絶対に換気を止めてはいけません!

換気を止めてしまうと、健康にも悪影響を及ぼすばかりか建物の寿命を短くしてしまうことにもなりかねません。

それでは、詳しく解説していきます。

空気汚染と結露|換気を止めたら人にも家にも悪影響!

換気を止めることによる悪影響
  1. 健康に悪影響
  2. 家の耐久性に悪影響

【健康に悪影響】空気汚染によるシックハウス症候群!

2003年の建築基準法の改正で義務付けられた24時間換気システム。シックハウス症候群を防止する為の改正です。

シックハウスとは直訳すると『病気の家』という意味です。これは空気汚染が直接的な原因とされています。

シックハウス症候群の症状
  1. 蕁麻疹
  2. めまい、吐き気、嘔吐、頭痛
  3. 鼻水、目がチカチカする
  4. 喉の痛み

空気汚染とは?

壁紙やフローリングなどの建材や家具などに使用される接着剤の中に含まれている揮発性有機化合物(ホルムアルデヒド等)が影響しています。

その他にも、湿度の影響でカビやダニが繁殖しやすくなったり、ストーブからの一酸化炭素・二酸化炭素・窒素化合物などの汚染物質。また、タバコの煙による有害な化学物質も含まれます。

低コスト化を図る為に、壁紙・化粧フロアーなどの建築材料が普及するのに伴い、化学物質が含まれる接着剤を多用することが増えてきました。

とは言え接着剤に含まれる揮発性有機化合物は、いつまでも発散し続けるわけではありません!

これらの化学物質は揮発性(常温でも発散する成分)なので、しっかり換気をする事でシックハウス症候群を解消することができます。

ひと昔前の家は気密性能が低かったので、窓を閉めていても換気されている状態になっていました。

換気を止めると汚染された空気が排出されない!

換気を止めてしまうと新鮮空気が不足してしまいます。

ビニール袋の中に吐いた空気をまた吸う。みたいな状況を自ら作ることになります。酸素濃度が低くなって息苦しくなったり頭痛の症状が出る場合もあります。

絶対に換気は止めないでください!

内部結露の原因|家の耐久性に悪影響!

炊事・洗濯、日常生活では水分が放出される機会がたくさんあります。

呼吸や人体からも水分は放出されています。

換気を止めてしまうと、建物にも悪影響を及ぼします。

換気を止めることで室内の湿気が排出されず、窓ガラスが結露でビッシャビシャになります。それによって窓枠に水シミができてしまうことや、最悪の場合カビが発生する場合もあります。

【窓ガラスの結露はなぜ起こる?】根本的に結露を解消する2つの方法! 僕の簡単なプロフィールです。 住宅業界歴15年です。 注文住宅専門で設計・現場管理をしています。 100棟...

表面に現れる結露であればまだ良いのですが、湿気が壁の中に入り込み壁の中で結露してしまうこともあります。

壁の中で結露すると断熱材が濡れてしまい断熱性能が極端に悪くなってしまったり、
柱や土台が腐ってしまう原因にもなります。(これが、建物に悪影響を及ぼす壁内結露・内部結露の正体です)

換気は止めずに弱運転!

換気は止めちゃダメ!とは言え、電気代や暖房費の高騰で少しでも節約したいと言うのが本音ですよね。

そんな時は換気扇の運転を弱運転にしてみましょう!強弱運転の切り替えがついている換気扇が主流なので、おそらくスイッチ一つで切り替えできるハズです!

新築から2年目以降は揮発性有機化合物の発散量は少なくなってきているでしょうから、弱運転にしてみても良いかもしれません!

※それがキッカケで具合が悪くなった場合は強運転に戻してください。化学物質の反応は個人差があり、敏感な人もいらっしゃいますので。

また、給気口の給気量も調整できると思います。給気量を抑えることで、外の冷たい空気の流入量を抑えることができます。

高気密住宅で換気を止めるとヤバイ2つの理由!まとめ

換気がいかに大事かお分かりいただけましたか。

今回のまとめ

絶対NG!換気を止めちゃダメな理由

  • 新鮮空気が入ってこないので家中の空気が汚れてしまう!
  • 結露の発生で、断熱性能低下や構造材の腐食により建物に悪影響!

家の気密性が良くなったことで換気の役割はとても重要になってきました。

長く住む為にも、換気を止めないようにお願いいたします。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございます^^

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