1級建築士学科試験〜住宅・集合住宅【目指せ3回目の学科試験〜独学合格】

一級建築士学科試験に2度合格している僕ですが、角番落ちも2回経験しています。
2015年に初めて学科試験に合格した時は日建学院に通っていましたが、2018年は独学で学科試験に合格しました。
2度の角番落ちを経験したショックのあまり2021年の一年間は試験勉強をやめリフレッシュ期間にしました。
2021年11月26日!
2022年の学科試験に向けて、再度独学でチャレンジすることに決めました。
ってことで2022年の学科試験合格に向けて、一緒に頑張っていきましょう!
多分、僕と一緒に勉強していけば合格できると思いますが、
独学はちょっと不安。でも資格学校に通うお金はもったいない。
↓そんな人は通信教育をオススメします。↓

学科試験は1科目が複数の章に分かれています。
計画は全部で7章です。
- 住宅・集合住宅
- 公共建築
- 商業建築
- 計画一般
- 積算
- 都市計画・住宅地計画
- 建築士
この記事は「住宅・集合住宅の分野」について解説します。
計画|住宅・集合住宅
玄関・廊下・便所・浴室・台所、これら住宅全般の知識の他に、
「コレクティブハウス」「コーポラティブハウス」みたいな似たようなネーミングが付いているちょっと特殊な住宅が出題分野です。
他にも低層集合住宅・中高層集合住宅の特徴や具体的な物件例など、覚えることが満載です。
過去問を交えて勉強していきましょう。
住宅分野|紛らわしいシリーズ
紛らわしい用語をおさらいします。
紛らわしいシリーズ①|スケルトン・インフィル
住宅の二段階供給方式と呼ばれる「スケルトン・インフィル住宅」
- 「柱・梁・床版などの構造躯体部分」が第一段階(スケルトン)
- 「住戸専用部分の内装・間仕切り、住戸専用の設備」が第二段階(インフィル)
紛らわしいシリーズ②|ハンプとシケイン
ハンプとシケイン。
どちらも住宅地などの道路に設けられるもので、目的はどちらも自動車の速度抑制のためです。
- 路面を部分的に盛り上げる手法が「ハンプ」
- 道路を大きく蛇行させる手法が「シケイン」
ハンプは道路にコブを作るイメージです。
「ハンプでジャンプ!」
クルドサック
→自動車で各住戸へアクセスするための行き止まりのある袋小路で、端部には自動車の方向転換ができるスペースが設けられている。
紛らわしいシリーズ③|コーポラティブ・コレクティブハウス
コーポラティブハウスとコレクティブハウス。
- 住む人たちが自分たちで設計・管理する集合住宅が「コーポラティブハウス」
- 各住戸の独立性と共用の生活空間を設けた「コレクティブハウス(協同居住)」
コレクト(collect)は「集まる」という意味です。
共用の生活空間→集まるスペース→コレクトハウス
それすなわち、コレクティブハウス!
紛らわしいシリーズ④|テラスハウス・コートハウス
- テラスハウスは専用庭を持つ住戸を教会壁を介して連続させた低層集合住宅
- コートハウスは建物や塀で囲まれた中庭のある住宅形式
どっちも庭があるけど、中庭のある戸建て・専用庭のある低層集合住宅の違い。
紛らわしいシリーズ⑤|非常用エレベーター
非常用エレベーターは、消防隊の消火活動・救助活動を支援する目的で設置されます。
平常時には一般常用または人荷用として使うことができます。
住宅分野|覚えておきたいシリーズ
コア型住宅
→従来、外壁に面していた台所・便所・浴室・洗面所の水廻りを住宅の中心部にまとめて配置して、設備配管の集約による建設費の軽減や、居室が外壁に多く面することで居住性の向上を目指した形式
ホール型
→中央に設けられた階段やエレベーターを囲んで住戸が配置される住棟形式で、片廊下に比べて共用部分の面積が少なく、各住戸への動線が短くなり、プラバシーを確保しやすいが、方位によって日照・採光・通風・眺望などの条件を均一にするのが難しい。
階段室型
→低・中高層住棟に多い形式。プライバシーを確保しやすく、共用部分の面積を小さくできるが、エレベーターの利用効率が低くなりやすい。
ツインコリドール型
→住棟の中央に吹き抜けを設けることで中廊下型の居住性を片廊下型と同程度に改善したもの。階段室型に比べて共用廊下側に設けた居室のプライバシーを確保しにくい。
住宅分野|実例集
公営住宅標準設計51C
→2寝室+ダイニングキッチン「寝食の分離」と「就寝空間の分離」