【令和2年一級建築士設計製図】本試験を振り返って・・・。

本試験お疲れ様でした!
みなさん本試験どうでしたか?
って人もいれば、
って人もいるでしょう。
初年度の人は未完成だったの方もいらっしゃるかもしれません。
でも、あと2回のチャンスがあるので大丈夫!
僕なんて6回目の挑戦ですからね(笑)
なんてたって角番落ち経験者ですから!(ドヤッ)
描きあげた方は全員チャンスがあります!
読み落としがあったとしても大丈夫!
やっちまった〜って人でも
って人もいます。
合格発表は12月25日。そうですクリスマスです。
良いクリスマスになるか、残念なクリスマスになるか。
そして良い年を越せるかどうか。
ちなみに僕は過去5年間、残念なクリスマスと悔いの残る年を越してきましたよ(笑)
って事で、本試験を振り返ってみます。
本試験を振り返って
今年の課題発表時は階数の指定がありませんでしたので、何階建てが要求されるか不安でした。
ですが、実際の本試験課題では3階建の要求だったので一安心!
配置計画
敷地の間口が51mで奥行きが36mの敷地です。
北側がメイン道路で、歩道付きの幅員8m道路。
東側の道路が幅員4mで歩道なし。
東側は道路幅員が狭いので道路斜線制限に気をつけないといけないですね。
東側からのセットバックは3mだと道路斜線制限に抵触しそうなので(多分抵触する?)
セットバックを4mで計画しました。
東側は3mのセットバックとし、間口は最大44mとしました。
奥行は、北側は駐車場と通路分の6mを、南側は3mセットバックさせた27mで検討を始めます。
建蔽率は80%なので、結構余裕がありました。
ゾーニング計画
『居住部門が3ユニット』・『居宅サービス部門』・『共用・管理部門』なので
3階は2ユニット・2階に1ユニット+居宅サービス部門・1階に共用・管理部門
で検討してみます。
個室が9室(17m2以上)・共同生活室(50m2以上)・浴室・多機能便所
個室が9室ってのが、なんとも計画しにくい絶妙な室数でしたね!(僕だけ・・・?)
共同生活室も50m2以上なので、7m×7mスパンでも足りない面積!
しかも個室・共同生活室共にバルコニーまで要求されていました。
そして留意事項には、居室の採光について適切に計画する。という留意点まで示されているので
っと思ったけど、どうにもハマらない!
って事で諦めて北面に配置しました。
共同生活室は採光に配慮して南西角・南東角に配置して窓を思いっきり計画してやりましたよ!
って事で僕は結局、間口6mで7スパン・奥行8mで3スパンで計画しました!
7スパンで計画すると、階段の位置がちょうど間口の中央 になるので、
中央を境に、西側のユニットA/中央から東側のユニットB
2階も同様に、中央を境に、東側にユニットC/中央から西側に居宅サービス部門
とゾーニングを分けることができました!
個室は6m×8mを2分割しました。
バルコニーは跳ね出しではなく、スパン内に組込みです。
南北に配置した個室は、3m×6m(+2mバルコニー)として計画して、
奥行方向の中央スパンは、北側通路2.5m、浴室、便所、ユニット玄関で間口3m・南側通路2.5mとして通路幅を1.8m以上を確保。(留意事項にて記載あり)
ここまできたら、後は要求室を散りばめるだけです!
個室の配置やスパン割りに結構時間を費やしてしまったので、エスキスに費やした時間は2時間10分ほど。
とりあえず目標時間通りです!
ちなみに、エレベーターは寝台用及び人荷用をそれぞれ1台以上設けるって書いてたから
管理用と合わせて3台必要ってことなのでしょうかね・・・?
とりあえず入りそうなので、共用部門に2台のエレベーターを用意してみました。
記述
記述については、日建学院で学んだ事でほぼ対応できました。
ただ、1点・・・なんじゃこりゃ問題がありましたよね。
耐震計算ルートとそれらを採用するにあたり、耐震性を確保する為に考慮したこと・・・
分かんないからルート2って適当に書いちゃった(てへっ)
考慮したことは、構造スリットで短柱にならないようにし、構造架構は靭性に優れた純ラーメン架構にした。
どうせ考えても分からないから、とにかく空欄を埋めてやりました(笑)
インフルエンザやノロウイルスへの対策については、
ユニット毎の廊下に窓を計画して、ウイルスが蔓延しないようにしたとか、換気設備で2時間に1回換気を促したって書いたけど、多分大丈夫・・・かな?
計画と設備について問われてたからどっちも書いてはみたものの自信は無い!
作図
作図開始時の残り時間は3時間15分くらい。
後はひたすら・・・描く!描く!描きまくるー!
描きあげてからの最終チェック時で残り15分。
意外と時間がかかってしまった・・・。
チェックの最中、重大なミスを発見!
給水方式の受水槽+加圧給水ポンプで1コマ用意していたのですが、
なんと要求室の面積は25m2!
即座に答案用紙を修正!
去年は面積オーバーの減点が積み重なって落ちた(っと思っている)ので、ここは何としてでも修正!
(残り15分の状況で、消して描き直す判断!ファインプレー!)
上手いこと修正して、なんとか最後まで一通りチェックが完了し、ちょうどフィニッシュ!
フリーハンドは修正もしやすい!フリーハンドで良かった!
まとめ
今年の本試験は、課題分の読み落としがありそうな出題だった気がしました。
エレベーターの件や、歩道の切り下げ位置の図示など・・・。
それに延焼ラインも、道路中心線から3m、5mなので
1階にも2階にも延焼ラインの図示が必要ですし、北側の幅員の広い方でも8m道路なので
2階・3階には延焼ラインの図示が必要となっていました。
いやらしい出題でしたね。
ちなみに・・・試験の最中、僕の前の席の人の図面がチラッと見えたのですが、残り1時間半の時点で描き上げていました。
試験が終わってから、
何時間くらいで描いたんですか?ってかフリーハンドですか?
(めっちゃ質問攻め)
・・・早すぎやん。
そのお方は、どうやら去年の本試験ではランクⅡだったみたいです。
去年のランクⅡの人は全体のわずか数%しかいませんでしたが、
その数%の人と出会えた奇跡。
これは良いことがありそうな予感がする。
では、結果を期待して待つことにします。
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※2021年1月追記・・・
落ちてたー!笑
https://muscle-architect.com/test-failed/
ってことで2021年は学科試験の独学ブログがスタートします!
https://muscle-architect.com/challenger/
学科試験から受験する方、一緒に頑張りましょう!